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OGM : FAQ


OGM : BRDF測定装置測定原理測定手順スペック詳細FAQ


BRDF測定装置-OGMについてのFAQ
Q1 導入実績はありますか?
自動車メーカ、家電メーカ、繊維関連メーカ、プリンタメーカ、印刷会社、大学などの研究所に導入されています。
Q2 Mayaは別売ですか?
別売です。
OGMにも装置制御用パソコンが付属しますが、レンダリングする場合には、Mayaの動作が保証されている パソコンを別途ご用意されることをお勧めします。
Q3 OGMは、何をする装置ですか?
OGMは、CGレンダリングに使うための光学特性(BRDF)を測定する装置です。
OGMで測定されたBRDFを用いることにより、実物に近いCGを簡単に作成することが可能になります。
現状では、CGクリエータが実物サンプルを見ながら、CGソフトを使って画像を作っていますので、 試行錯誤により多くの時間が必要であり、さらに実物と同じようになる保証はありません。
また、これらの作業はCGクリエータ個人のノウハウとなり、会社の技術財産としては蓄積されません。
OGMでは、実物のサンプルがあれば、測定により、素材データベースという形で、会社に技術財産が蓄積され、 誰にでも同等品質のCGが作成できるようになります。
Q4 BRDFってなんですか?
Bidirectional Reflectance Distribution Functionの略で、日本語では、双方向反射率分布関数と言います。
つまり、試料面に対して、視点と光源を全天球で変化させて試料の見え方を測定したものです。
双方向というのは、視点と光源の位置を入れ替えても、試料の見え方は同じという意味です。
Q5 試料の厚みはどれくらいまで測れますか?
5mm程度の厚みのものまで測れます。
Q6 どんな効果が期待できますか?
試作削減のための製品シミュレーションに使えます。
また、素材の電子カタログや素材データベース構築のための測定ができます。
Q7 納期はどれくらいですか?
標準構成で6ヶ月です。
部材の在庫の都合により、納期が延びるケースがございます。
Q8 カスタマイズに応じてもらえますか?
はい。ご要望をお聞きして対応いたします。
Q9 ダイナミックレンジが狭すぎて使い物にならないのではないか?
デジタルカメラを使用するOGM-CCDカメラオプションでは 、多重露光によるHDRIに対応しています。
分光器を使用するS-OGMでは、NDフィルタを用いた飽和再測定によりダイナミックレンジを拡げています。
Q10 当社ではAliasを使っているのだが、Mayaにしか対応していないのですか?
Aliasでもレンダリング用のプラグインは開発できるようなので、ニーズが多ければ対応します。
Q11 CADのデータを使えますか?
CADのデータをMayaに読み込んで使えます。
ただし、CADのデータには、テクスチャ座標が正しく設定されていないことが多いので、その場合にはMayaでテクスチャ座標を入力する必要があります。
Q12 PL(製品安全性)に対応していますか?
測定器のドアを閉めないと動作しないようになっています。
また、動作中にドアを開けると、自動的に停止します。
Q13 試しに測定することはできますか?
弊社にS-OGMとOGM-CCDカメラオプションを常設していますので、サンプル測定には応じさせていただきます。
ただし、サンプル数により有料にて対応させていただく場合があります。
また、測定サービスだけでなく、画像作成も承ります。
Q14 測定サービスの価格はどれくらいですか?
弊社営業担当までお問い合わせください。
Q15 レンダリング時間はどれくらいかかりますか?
シーンの設定やOGMShader MRの設定により、レンダリング時間が変わります。
より精度の高いレンダリングを行う場合、レンダリング時間が長くなります。
Q16 間接照明、相互反射、映り込みなどの表現はできますか?
OGMShader MRは、mental rayで間接照明を表現するための機能(Final Gather, Global Illumination, Caustics) に対応しています。
また、光沢反射成分(BRDFから鏡面・拡散反射成分を除いた成分)の相互反射機能を提供します。
Q17 製品保証はどうなっていますか?
機械は1年保証です。ライトなどの消耗品以外は、保証期間内であれば無償で修理いたします。
Q18 共同研究や共同開発はできますか?
ご相談に応じます。
Q19 BTFは使えますか?
現在、研究中です。
Q20 BRDFのファイルフォーマットはどうなっていますか?
共同開発や共同研究などの場合は記述フォーマットを開示する事が可能です。
お問い合わせください。
Q21 実物と同じ色は再現できますか?
デジタルカメラを使用するOGM-CCDカメラオプションでは 、カメラで撮影できる色範囲に限定されます。
分光器を使用するS-OGMでは、スペクトルでBRDFを測定し、測定光源、観察光源を考慮したRGB-BRDFを生成していますので、 条件により実物と同じもしくは近い色を表現することは可能です。
ただし、実物の色がモニタ等の色域に収まらない場合には、実物と色が異なることがあります。
Q22 光源は何を使っていますか?
デジタルカメラを使用するOGM-CCDカメラオプションでは 、メタルハライド光源を使っています。
分光器を使用するS-OGMでは、ハロゲン光源を使っています。
要望に応じて、キセノン光源を使うことが出来ます。
Q23 測定方法はどう変更するのですか?
簡単なGUIで測定条件の設定を変更できます。
また設定条件をファイルに保存できますので、ルーチンワークとしての測定は、 保存した測定条件ファイルを指定することで簡便に行うことができます。
Q24 自己影は発生しませんか?
機械の構造により、ライトがカメラを覆うところは測定できません。
また、試料面に水平近くにライトが照射した場合にも測定できません。
影が発生する場所は、数値計算により補間処理を行っています。
Q25 ライトは平行光になっていますか?
完全な平行光ではありません。多少、広がりを持っています。
Q26 透明物体でも測定できますか?
透明物体でも鏡面反射はしますので、測定はできます。
ただし、写りこみや透け具合などはCGソフトで対応する必要があります。
Q27 機械の繰り返し精度はどの程度ですか?
パルスモータを使っているので、測定誤差は減速ギアのバックラッシュ程度しかありません。
照明アームの垂直旋回軸は±0.1度、その他の軸は±0.5度程度に収まっているので、測定再現性は高いです。