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コアテクノロジー
Dressing Simについて

Photo01布は、それがシルクのように滑らかな素材であるのか、 コットンのようにパリッと張りのある素材であるのかによって、 同じデザインの衣服をまったく違ったものに見えます。 例えば、ほんの少し手の中で布を集めて持ってみるだけでも、 全く違う形状になります。 さらに、衣服を着て歩いてみたときや、風の中で衣服がなびいているとき、 その衣服を形作っている布は、 やはりその素材やデザインによって、全く別の表情を見ます。


衣服が作り出すシルエットと動きを、実際に着てみなくてもコンピュータによってシミュレーションする、
DFLのシミュレーション技術をDressingSimと呼んでいます。


DressigSimこそが、デジタルファッション(株)発足の基礎となった、 私たちの中核をなす技術なのです。

Photo02この技術は、大きく分けて2つの技術から成っています。 ひとつは、二次元の衣服型紙から三次元の衣服形状をコンピュータで作り出す技術。 もうひとつは、素材の物理的特性をコンピュータ内の衣服に反映させ、動きを作り出す技術です。

この2つの技術の融合により、コンピュータ上で、まるで人間が本当にドレスを着て歩いているかのような 衣服の動きを表現することができるようになりました。

衣服の型紙が決まってしまえば、実際の布地を使って縫い合わせるより前に、 コンピュータ上でその衣服がどのようなシルエットで、どのような動きをするのかを、 目で見て確認することができるようになったのです。 さらに、シルク、コットン、ウール等、 別々の素材を使ってシミュレーションしてみることによって、 その衣服デザインに適した素材を選択することも可能になります。


特にひと月に何着ものデザインをこなし、その素材選びに妥協を許さないアパレル業界にとって、予めコンピュータがシルエットを シミュレーションして見せる技術は、極めて有用であると私たちは考えています。


Photo03DressingSimは、実際の生地特性データを基に、布地の動きをシミュレーションすることで、 人間の動きに合わせた衣服の動きをよりリアルに描き出します。DressingSimによる衣服シミュレーション画像は、 現在市販されている特定のコンピュータグラフィックスソフトウェアと連動させることにより、一般に広くご使用いただくことができます。

近年、コンピュータグラフィックスによって描かれる世界は、「いかに現実世界に迫るか」がひとつの価値基準になりつつあります。 DressingSimはゲームや映画、アニメーションなど様々な分野でコンピュータグラフィックスが描き出す世界を、 よりリアルに表現する最新技術の一翼を担っています。